日本政府観光局(JNTO)が2013年10月にインドネシアのジャカルタ事務所を開設
日本政府観光局(JNTO)が早ければ2013年10月にインドネシアのジャカルタ事務所を開設
2013年8月2日(金)、日本政府観光局(JNTO)は早ければ10月に、海外事務所をインドネシアのジャカルタに開設すると発表しました。
2013年8月現在、日本政府観光局が海外に事務所を設置してる都市は、ソウル、北京、上海、香港、バンコク、シンガポール、シドニー、ロンドン、パリ、フランクフルト、ニューヨーク、ロサンゼルス、トロントの13箇所です。
現在、インドネシアはシンガポール事務所が管轄していますが、ジャカルタ事務所が開設すれば14箇所目となります。
人口2億3746万人のインドネシアからの訪日に期待
日本・ASEAN 友好協力40周年に当たる2013年。近年、順調な経済成長を背景に東南アジアから日本への訪日旅行者数は大きな伸びを見せています。
中でも域内最大の2億3746万人もの人口を有するインドネシアは、昨年の2012年には訪日客数が初めて10万人を突破。
2013年上半期(1~6月)は6万5200人と、前年同期比50.1%と増加! 成長著しい市場として注目されています。
日本政府観光局(JNTO)は、今後の期待も大きいインドネシアにおける訪日プロモーション活動、マーケティング活動をさらに強化する考えです。
2013年7月23日にはインドネシア外務省から事務所設置の承認を得ており、諸手続きを経て早ければ2013年10月に事務所を開設させる意向です。
なお、観光庁と連携して推進するビジット・ジャパン事業では、東南アジアの6市場(タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)からの訪日客数を2012年の77万人から、100万人へと増やす目標を掲げています。
その方策として、ビザの緩和を実施。すでにビザの免除措置が実施されていたシンガポールを除くアセアン5カ国に対しも、7月1日からビザ免除や数次ビザ化を開始。インドネシアに関しては、数次ビザの滞在日数を15日から30日に延長しています。
余談ですが、管理人は毎年、浅草の浅草寺に初詣に行きますが、ここ2、3年、インドネシア人の団体旅行者を多く見掛けるようになったことを実感しています。
ちなみに、インドネシアへの外国人訪問者数(出典:インドネシア中央統計局)を見ると、2012年度にインドネシアを訪れた日本人は44万5,066人。その内訳を見ると、ジャカルタへは19万6,846人、バリ島へは18万8,419人、その他の地域へが5万9,801人となっています。将来的にインドネシアからの訪日人数が、日本人のインドネシア渡航者数を上回る日が来るかも? ですね!
東南アジアからの訪日旅行者数の推移
国(人口) | 2012年 | 2013年上半期(1~6月) | 2012年との比較(1~6月) |
---|---|---|---|
タイ王国 人口:約6,408万人 |
26万0,640人 | 20万1,900人 | 52.7%増 |
シンガポール 人口:約518万人 |
14万2,201人 | 8万3,200人 | 23.4%増 |
マレーシア 人口:約2,855万人 |
13万0,183人 | 7万1,500人 | 16.5%増 |
インドネシア 人口:約2億3,764万人 |
10万1,460人 | 6万5,200人 | 50.1%増 |
フィリピン 人口:約9,586万人 |
8万5,037人 | 5万6,400人 | 28.2%増 |
ベトナム 人口:約8,784万人 |
5万5,156人 | 4万0,100人 | 52.1%増 |
合計 | 77万4,677人 | 51万8,300人 | 38.3%増 |
出典:日本政府観光局