安全・危険情報

バリ島の安全・危険情報について

もともとバリ島の治安は、非常に良かったと言えます。 ところが、急増する観光客、そして、観光客目当てに他の島からやってくる人々などを背景に、様々なトラブルが急増しています。

加えてバリは、日本ではありません。考え方も、習慣も日本とは大きく異なります。日本の常識は通用しません。

例えば、ホテルでは、「部屋の荷物に責任を負わない」と明記されています。 つまり、部屋に置いておいた物が無くなっても、ホテル側は責任を取らないのです。

唯一、セーフティボックスに保管したものだけ責任を取ります。というわけで、セーフティボックスがあるホテルでは、必ず活用しましょう。 セーフティボックスが無い宿泊施設の場合は、腹巻や首掛け式の貴重品袋などを活用しましょう。

あるいは、バリでの運転マナーは、日本人にはかなり酷いものに映ります。 狭い道をかなりのスピードで駆け抜け、車間距離も十分に取りません。レンタカー、レンタルバイクを利用する際は、運転に最新の注意が必要です。

こうした基礎的なことに加えて、例えば、以下のようなトラブル事例が多くあります。

典型的なトラブル事例

両替トラブル

クタ、レギャン、サヌールなどの両替商では、巧みにお金を少なく渡すトラブルが数多く発生しています。お金をもらった時点で、即、確認すること! あるいは、なるべく銀行や専門のマネーチェンジャーを利用しましょう!

過剰請求・釣銭のごまかし

残念ながら、ショッピング時に購入以上のお金を過剰に請求されたり、釣銭をごまかすトラブルは、頻繁にあります。

雑誌などに紹介されている有名店、コンビニ、果ては大型免税店、空港の両替所ですら、釣銭をごまかすなどのトラブルが報告されています。

会計時のレシートの確認は必須事項です! 購入した金額の合計が「あれ? おかしい?」と思ったら、即、「これとこれはいくらだから、この請求金額はおかしいのでは?」と確認しましょう!

バイクによるひったくり

クタ、レギャン、ウブドなど、旅行者が多い道路を歩いていると、後ろからやってくるバイクで、バッグなどをひったくられるトラブルが頻発しています。貴重品は持ち歩かないこと! バッグは路肩側に来るように持ちましょう!

痴漢、レイプなどの性犯罪

リゾート地ゆえの開放感から、とかく隙を見せてしまいがちな日本人女性が狙われています。露出の多い格好での、夜遊び、夜の一人歩きなどは、相手を誘っているようなものです。

トランプ詐欺

親しげに話し掛けてきて、言葉巧みにデンパサールなどに連れて行かれ、イカサマのトランプ賭博でお金を巻き上げられてしまうトラブルが今だにあるようです。 掛け金をクレジットカードで支払い、現金、クレジットカードでの支払いを強要してきます。
そもそもインドネシアでは、賭博行為は法律で禁止されています。

詐欺

共同経営などを持ちかけてくる詐欺です。そもそもの話、バリに限らず、インドネシアでは、外国人は土地や店舗を所有することはできません。

マナー・タブー

ヒンドゥー教では、左手は不浄の手とされています。そのため、バリで左手で物を渡したり、食べ物を食べたりすることはマナー違反となります。

バリの暦の新年、ニュピは、断食と瞑想の日とされています。この日は、外出すること、および火の使用は厳禁!です。この日は、外国人でもホテルの敷地の外に出ると、警察に逮捕されることもあります。

緊急事態に備えて

トラブル時の連絡先

日本総領事館在デンパサール駐在官事務所(Consulate-General of Japan in Denpasar)
所在地:Jl. Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, INDONESIA
Tel:0361-227-628
Fax : 0361-265-066

パスポートを紛失した場合

不運にもパスポートを紛失した場合は、日本大使館、領事館、駐在官事務所に届け出て、 パスポートの再発行を申請するか、帰国のための渡航書を発行してもらう必要があります。

旅行を続けるなら、パスポートを新規発給してもらいます。 一時帰国する場合は、帰国用の渡航証明書を作成します。

パスポートの新規発給lないし帰国のための渡航書の発行申請には、以下のものが必要です。

  1. 現地警察発行の紛失証明書
  2. 写真2枚(4.5cm×3.5cm)
  3. 本人確認書類(パスポートのコピーや学生証、免許証など

再発行には約1週間かかります。再発給料として約1万円相当の現地通貨がかかります。

一時帰国のための渡航証明書は、普通、2、3日で発行されます。

※紛失したパスポートのパスポート番号と発効年月日がわかると、再発行の手続きがスムースになります。必ず控えておきましょう。

パスポートと共に入出国カードを紛失した場合は、イミグレーションオフィスで入出国カードを再発行してもらう必要があります。
イミグレーションオフィス:0361-227828

現地での緊急電話番号

  1. 警察:110
  2. 救急:118
  3. 消防:113
  4. 電場番号案内:108

航空券を紛失した場合の連絡先

  1. ガルーダ・インドネシア航空:0361-287915
  2. 日本航空:0361-757077
  3. コンチネンタルミクロネシア航空:0361-768357
  4. タイ国際航空:0361-288141
  5. シンガポール航空:0361-768388
  6. キャセイ・パシフィック航空:0361-766931

クレジットカード紛失した場合

クレジットカード紛失した場合は、直ちにカスタマーセンターに連絡して使用停止手続きを取る必要があります。 予めカード番号とカードのカスタマーセンターの現地緊急連絡先をメモしておきましょう。

  1. アメリカン・エキスプレス:0361-283970
  2. JCB:0361-759275
  3. マスターカード/MasterCard:0361-7590107(BCA銀行カードセンター)
  4. VISA:0361-759010(BCA銀行カードセンター)