インドネシア・エクスプレス~3人のシネアスト@第25回東京国際映画祭

第25回東京国際映画祭にてインドネシア映画を牽引する3人のインドネシア映画作家が特集!/2012年10月20日(土)~10月28日(日)

第25回東京国際映画祭ポスター

今年も東京国際映画祭が2012年10月20日(土)~10月28日(日)の9日間、 2六本木ヒルズ(港区)をメイン会場に都内の各劇場及び施設・ホールを舞台にして開催されます。

今年で25回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、日本唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭として1985年より開催。国際映画祭の頂点に立つカンヌ、ヴェネチア、ベルリンに比肩する国際映画祭を目指しています。

ことに“より広く!より深く!”をキャッチフレーズとした「アジアの風-中東パノラマ」部門ではアジア各地の話題作品が上映されてきました。

今年は、特にインドネシア映画界に焦点を当てた「インドネシア・エクスプレス~3人のシネアスト」 (Winds of Asia-Middle East - Indonesian Express: Nugroho, Edwin and Riza)が特集として組まれています。

今世紀に入ってからのインドネシア映画界は、年間映画製作本数が100本を超えるほど活況を見せています。 同特集では、現在のインドネシア映画界を牽引する3人の映画作家、ヌグロホ、エドウィン、リザ)をクローズアップ!

合計6本のインドネシア映画作品を上映するとともに、シンポジウムが開催されます。

アジアの風-インドネシア・エクスプレス~3人のシネアストのラインアップ

リリ・リザ監督

ジャカルタ美術学校映画部を卒業。『エリアナ、エリアナ』(2002年)『永遠探しの3日間』(2007年)『虹の兵士たち』(2008年)などの監督作品で、インドネシア映画界を牽引。社会性の強い作品でありながら、興行的にも成功を収めることで知られています。

関連URL:Miles Films

虹の兵士たち / The Rainbow Troops / Laskar Pelangi(124分/インドネシア語/2008年 インドネシア)
南スマトラのブリトゥン島にあるイスラム小学校に入学した10人の子どもたちと、新人女性教師ムスリマとの交流を描き、インドネシア映画で歴代トップの興行成績を上げる記録的ヒットとなった作品。
上映スケジュール:
10月27日(土)11:30~ シネマート六本木 スクリーン4  チケット:1300円(税込)
リリ・リザ(監督)をゲストに迎えてのQ&Aが予定されています。
夢追いかけて / The Dreamer / Sang Pemimpi(122分/インドネシア語/2009年 インドネシア)
大ヒット作『虹の兵士たち』の続編。1980年代の高校の下宿生活を中心に描いた青春映画です。
上映スケジュール:
10月27日(土) 14:50~ シネマート六本木 スクリーン4  チケット:1300円(税込)
リリ・リザ(監督)の舞台挨拶が予定されています。

ガリン・ヌグロホ監督

スギヤ / Soegija (115分/インドネシア語・日本語・オランダ語/2012年 インドネシア)
インドネシア独立に身を投じたインドネシア初のカトリック司教スギヤプラナタの評伝映画。バチカンから司教に任命された1940年から、日本軍政時代を経て対オランダ独立戦争期の49年にいたる10年間を描いたドラマ。
上映スケジュール:
10月20日(土) 20:20~ (本編115分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen1  チケット:1300円(税込)
※ガリン・ヌグロホ(監督)、アニサ・ヘルタミ・クスマストゥティ(女優)をゲストに、Q&Aが予定されています。
10月24日(水) 16:10~  TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen1 チケット:1300円(税込)
※ガリン・ヌグロホ(監督)、アニサ・ヘルタミ・クスマストゥティ(女優)をゲストに、Q&Aが予定されています。
目隠し / Mata Tertutup / The Blindfold(90分/インドネシア語/2011年 インドネシア)
イスラム原理主義集団に拉致された少女を軸に、 家庭内の不協和音、政情不安など、インドネシアのリアルな現状を描いた作品。
上映スケジュール:
10月20日(土) 17:40~ TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen3 チケット:1300円(税込)
10月22日(月) 13:50~ TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen5 チケット:1300円(税込)

エドウィン監督

1999年にジャカルタ芸術大学に入学後、独自に映画製作をするために退学。初の長編作品「空を飛びたい盲目のブタ」(2008年)で、数々の国際映画祭で受賞。

空を飛びたい盲目のブタ / Blind Pig Who Wants to Fly [ Babi Buta Yang Ingin Terbang(77分/インドネシア語/2008年 インドネシア)
ロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したエドウィンのシュールな長編第1作。サンドイッチに爆竹をはさんで食べる少女、サングラスをかけて歌を歌いながら治療にあたる盲目の歯科医など、シュールなイメージが交錯する不思議な作品。
上映スケジュール:
10月23日(火) 12:55~ TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen3 チケット:1300円(税込)
エドウィン(監督/脚本/プロデューサー)をゲストに迎えてのQ&Aが予定されています。
動物園からのポストカード / Postcards from the Zoo / Kebun Binatang(96分/インドネシア語/2012年 インドネシア・ドイツ・香港)
幼少時に動物園に置き去りにされ、そのまま動物園に住みつき動物の飼育係になった主人公が、ある手品師と出会い、初めて動物園の外へ出て町で暮らすようになる、という動物と人間をめぐる独特の寓話的作品。インドネシア初のベルリン国際映画祭コンペ入選作品。
上映スケジュール:Coming Soon!
10月21日(日)18:00~ TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen1 チケット:1300円(税込)
エドウィン(監督/脚本)をゲストにQ&Aが予定されています。
10月24日(水)14:00~TOHO シネマズ 六本木ヒルズ Screen5 チケット:1300円(税込)
エドウィン(監督)、ガリン・ヌグロホ(監督)、アニサ・ヘルタミ・クスマストゥティ(女優)、リリ・リザ(監督) を迎えてのシンポジウムが予定されています。

コンペティション部門にリリ・リザ監督の最新作「ティモール島アタンブア39℃」

さらに、もう1本インドネシア映画が上映されます。「インドネシア・エクスプレス~3人のシネアスト」の枠ではなく、 合計15本の映画の中から「東京 サクラ グランプリ」を選出するコンペティション部門に、 リリ・リザ監督が新境地に挑んだ美しい最新作「ティモール島アタンブア39℃」が登場します!

「ティモール島アタンブア39℃」(90分/テトゥン語/2012年 インドネシア)
リリ・リザ監督が新境地に挑んだ美しい最新作。2002年に独立した東ティモールから多くの難民が流入した国境近くの街アタンブアを舞台に、離れた母を想う青年のリアルな日を描いたヒューマンドラマ。
上映スケジュール:
10月24日(水) 20:55~ TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7  チケット:1000円(税込)
10月25日(木) 15:35~ (本編90分) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6  チケット:1000円(税込)
リリ・リザ(監督/脚本)、ミラ・レスマナ(製作)をゲストに迎えてのQ&Aが予定されています。

東京国際映画祭に行こう!!キャンペーン

第25回東京国際映画祭の前売りチケットは、2012年10月6日(土)から、 第25回東京国際映画祭チケット購入サイト 「 ticket board」にて販売されます。

販売を前にして、既に2012年9月1日(土)12:00から、 「東京国際映画祭に行こう!!キャンペーン」がスタートしています。

これは、2012年9月1日(土)12:00~10月5日(金)23:59までに、 「ticket board」に登録すると、 「キヤノン製デジタルカメラ」 「東京国際映画祭グリーンカーペット歩行権」 「東京国際映画祭公式オープニング・クロージング上映鑑賞券」 などの豪華景品が総計108名様に当たるというもの!

しかも、このキャンペーンには、東京国際映画祭チケット購入にかかわらず、 「ticket board」サイトに登録した方全員に、参加資格があります!

東京国際映画祭に行こう!!キャンペーンの詳細

第25回東京国際映画祭の概要

今年で25回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、日本唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭 として1985年より開催。国際映画祭の頂点に立つカンヌ、ヴェネチア、ベルリンに 比肩する国際映画祭を目指しています。

同映画祭では、「東京 サクラ グランプリ」を選出する「コンペティション」(15本)をはじめ、 日本未公開のエンタテインメント最新作をプレミア上映する「特別招待作品」、 TIFF最多の作品数と観客数を誇る「アジアの風」、 インディペンデント系の作品を中心に、日本映画の新風を発信する「日本映画・ある視点」、 「自然と人間の共生」をテーマにした特集上映「natural TIFF」など 6つの主要上映部門に加え、数々の協賛企画、プレイベントが開催されます。

  • 期間:2012年10月20日(土)~10月28日(日)
  • 開催会場:六本木ヒルズ(港区)をメイン会場に、都内の各劇場及び施設・ホールにて。
  • 主催:公益財団法人ユニジャパン(第25回東京国際映画祭実行委員会)
  • お問い合わせ先: ハローダイヤル 9月21日~10月28日の期間、毎日8:00~22:00 Tel:03-5777-8600  050-5541-8600(IP電話)
    英語でのお問合せ:9月21日~10月28日の期間、毎日9:00~18:00  Tel:03-5405-8686
  • 公式オフィシャル・サイト: 第25回東京国際映画祭プレサイト