世界の映画祭で大絶賛された『アクト・オブ・キリング』が日本公開
インドネシアの歴史の闇を驚くべき手法で描き出したドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』日本で遂に公開! / 2014年4月12日(土)
インドネシアの歴史の暗部を衝撃的に描いたドキュメンタリー映画 『アクト・オブ・キリング』が2014年4月12日(土)から、東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開されます。
アメリカのドキュメンタリー映画作家のジョシュア・オッペンハイマーが手がけた『アクト・オブ・キリング』(原題:The Act Of Killing)は、1960年代のインドネシアに怒った大量虐殺を加害者の視点で捉えた衝撃的な作品です。
『アクト・オブ・キリング』が描き出したインドネシアの歴史と人間の闇
1965年9月30日、インドネシア大統領親衛隊の一部が陸軍トップの6人将軍を誘拐・殺害したクーデター未遂事件、いわゆる「9・30事件」が起こりましたが、この作品映画は、その後の大虐殺をテーマとしたもの。
1960年代に、秘密裏に100万人規模の大虐殺を行った人々は、現在も国民的英雄として暮らしています。人権団体の依頼を受けたオッペンハイマー監督は、当局から被害者への接触を禁止されたため、加害者に取材を敢行。
国民的英雄であるが故に、喜々として取材に応じる虐殺の加害者たち。虐殺の模様を彼ら自身の手で演技して再現していく姿は、人間の悲惨さ・愚かさ・滑稽さが溶け合い、笑い出ししてしまいそうでいて、同時に吐き気を覚えるような“人間のかたち”を描き出していきます。
2012年制作のドキュメンタリー映画ですが、完成前のラフカットを観たエロール・モリス、ヴェルナー・ヘルツォークという2人の巨匠監督が作品に惚れ込み、製作総指揮として参加し、劇場公開を全面的にバックアップしたエピソードがあります。
2013年の山形国際ドキュメンタリー映画祭では、インターナショナル・コンペティション部門に『殺人という行為』というタイトルで出品され、山形市長賞(最優秀賞)を受賞しています。
山形国際ドキュメンタリー映画祭に限らず、これまで世界各地の映画祭では絶賛の嵐。2013年ベルリン国際映画祭では2部門を制覇したことをはじめ、実に50以上の映画賞を受賞しています。
2014年の第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされ、オスカー受賞の最有力候補と目されています。
インドネシアの現代史に興味がある方はもちろん、人間という存在の闇・奥に迫った映画として必見の映画です!
なお、山形国際ドキュメンタリー映画祭2013の公式サイトには、ジョシュア・オッペンハイマー監督のインタビュー記事が掲載されています。
「暗い鏡に映し出されるもの」
『アクト・オブ・キリング』予告編&ポスター


『アクト・オブ・キリング』(The Act of Killing)作品データ
- タイトル
- 邦題:アクト・オブ・キリング / 原題:The Act of Killing
- 監督
- ジョシュア・オッペンハイマー(Joshua Oppenheimer)
- 共同監督:クリスティン・シン
- キャスト
- Anwar Congo、 Herman Koto、 Syamsul Arifin、 Ibrahim Sinik、 Yapto Soerjosoemarno、 Safit Pardede、 Jusuf Kalla、他。
- 製作年 / 製作国 / 言語
- 2012年 / ノルウェー、デンマーク、イギリス / インドネシア語
- 上映時間
- 159分
- 日本での配給
- トランスフォーマー
- 公式サイト
- アクト・オブ・キリング 日本版
- 公式ツイッター
- @aok_movie 日本版
- 公式Facebook
- 映画『アクト・オブ・キリング』 日本版
- The Act of Killing 英語版