日本国籍者はインドネシア入国のビザが免除
インドネシア共和国観光省は2015年6月16日(火)、公式サイトにて「日本を含む30か国を対象とする新たな短期訪問ビザ免除プログラム概要の制定・実施について」を公表しました。
30日以内の観光でのインドネシア訪問はビザが免除
同ニュースによると、インドネシア政府は、これまでの短期訪問ビザ免除対象国15ヶ国に加え、新たに日本を含む30か国に対する短期訪問ビザ免除プログラム実施概要を以下の通り制定し、実施されました。
昨年から「2015年初頭からインドネシア観光訪問の際、ビザが免除になる」という話がはから出ていましたが、なかなか実施されていませんでした。ようやく正式にビザ免除が発表されたことになります。
これにより、インドネシア到着後にビザ取得や入国審査にかかる時間が大幅に短縮されることになります。
インドネシア政府は外国人訪問者数の増加へ取り組んでおり、その強化策の一環として観光訪問ビザを免除することにより、外国人訪問者の増加を図る狙いがあります。
今回、新たな短期訪問ビサ免除対象国となった30か国
日本を含む30か国を対象とする新たな短期訪問ビザ免除の概要は、日本国籍を有する者は、30日以内の観光でインドネシアを訪問する場合はビザが免除。日本国内での事前手続きは必要ありません。滞在期間の延長は不可。
今回、新たな短期訪問ビサ免除対象国となった30か国は以下の通りです。
日本、中国、ロシア、韓国、米国、カナダ、ニューランド、メキシコ、英国、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、ベルギー、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、ノルウェイ、フィンランド、ポーランド、ハンガリー、チェコ、カタール、アラブ首長国連邦、クウェート、バーレーン、オマーン、南アフリカ
ちなみに、これまでの短期訪問ビザ免除対象国15か国は、ブルネイ・ダルサラーム、チリ、香港、 マカオ、マレーシア、モロッコ、ペルー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、 エクアドル、カンボジア、ラオス、ミヤンマー、でした。
滞在期間は、到着日を含め最長30日間。滞在期間の延長はできず、観光目的の入国に限るとしています。
ビザ免除による入国可能な国際空港と海港
ビザ免除による入国可能な国際空港と、海港は以下の通りです。
※下記以外の空港・海港では、ビザ免除での入国はできません。
国際空港
- ジャカルタのスカルノ‐ハッタ空港
- デンパサールのングラ・ライ空港(バリ島)
- メダンのクアラナム空港(北スマトラ)
- スラバヤのジュアンダ空港(東ジャワ))
- バタム島のハン・ナディム空港(リアウ諸島)
海港
- スリ・ビンタン港(タンジュン・ピナン / ビンタン島)
- セクパン港(バタム島)
- バタム・センター港(バタム島)
- タンジュン・ウバン港(ビンタン島)
※入国の際は、入国時にパスポートの残存有効期間6ケ月以上、連続した空白の査証欄が3ページ以上と、インドネシア出国用の航空券が必要です。
尚、31日以上の観光や、社会文化訪問(親族、社会文化団体、教育機関訪問、学会出席)、商用訪問(会社訪問、商談、会議出席等の目的で就労を伴わないもの。但し、工場訪問は不可。)、政府用務、ボランティア等が目的の入国の場合は、現行どおり到着ビザ/VOA(到着時に取得可能。35米ドル、30日間有効、現地にて更に30日に限り延長可能。)をご利用下さい。